PIANTA ARATAについて
2022年6月14日(火)に岐阜県飛騨市神岡町船津1304-4「西里通り」に移転。
それまでは「あらた生花店」という店名で約20年ほど神岡町堀川(神岡商工会議所付近)で営業しておりました。
さらにその前は「平成の芝居小屋 船津座」の地下駐車場あたりで営業しており、さらにさらにもっと前は西里通りに居たのです。私が産まれるより前のことですが。
ですので、西里通りには「ただいまー」なのです。
今までは、神岡の市街地から少し奥へ外れたところで、ご来店して頂くにも花を買うという目的が無ければ来ていただけないような立地でご迷惑をお掛けしておりました。
また、来ていただいても昔ながらの町の花屋(よく言えば)で小汚く、商品も大したものがなく、私自身申し訳なく思いながら働いておりました。
このまま「あらた生花店」を続けていても右肩下がりにしかならないし、何しろ私自身が仕事をしていて面白くなかった。
なぜなら、20年近く花屋で仕事を続けていくうちに花を扱う仕事が好きになっていたからです。
花束やアレンジメントのデザイン作成、観葉植物などの植物を構うのも大好きなのです。大好きだからこそ「あらた生花店」での仕事が嫌で嫌で仕方がなかった。思い描く花屋像とはかけ離れていてそれが表現できないことに…
私の友人や先輩には何年も前から想いを聞いていただいており、その長年の想いをやっと形にすることができたのが「PIANTA ARATA」なのです。
店名やロゴについて
「PIANTA」(ピアンタ)とはイタリア語で”植物”という意味。
大きな意味はないですが、個人的にイタリア語が好きで一時期勉強していたから。
それから、覚えやすい語呂であること。
PIANTAとARATAの間にある鉢には新田家が花屋を営むようになったルーツが込められております。
花屋になったルーツ「ビワ」
PIANTAとARATAの間にある鉢はビワの芽です。
どれだけ昔か分かりませんが、死んだ爺ちゃんから聞いた話。
新田家は花屋をする前は焼まんじゅう屋さんをしていたそうです。子供の頃に型の鉄板を物置で見かけたような記憶が私に残ってます。
その焼まんじゅう屋の店内にビワの種を植えて芽が出ていた鉢を飾っていたところ、それを欲しがるお客さんがよくいらしたそうです。
そして「こんなもの(植物)が売れるのか」と思ったそうで、それが花屋を始めるようになったきっかけだったそうです。
おそらく、ひい爺ちゃんがやり始めて、爺ちゃんが本格的に花屋にし、父が継いで、現在私が継いでおります。
このような話を亡くなった爺ちゃんに聞いたことがあって、自分が花屋を新しくできるなら、ロゴにはビワの芽をモチーフにしようとずっと前から決めておりました。
そんな思いがあるPIANTA ARATAのロゴ、よろしくお願いします。
お店の雰囲気
築50年以上の民家の名残が天井や柱にある店内。
多肉植物、観葉植物(ちょっと珍しい品種を選んで仕入れてます。)
花瓶などの関連雑貨も揃えています。
自家製のドライフラワー、天井に沢山つるして作っています。(ご来店時は上を見上げて下さいね。)
切り花は別室にし品質を管理。(お気軽に入ってお花を観賞してください。夏は涼しくてサイコーですよ。)
店主(新田卓哉)のセンスや好みは癖が強い
- 甘過ぎない大人な雰囲気
- 自然(ワイルド)を感じられる
- ちょっと変わった形
- 真っすぐよりクネクネ
- ダーク
- 毒々しさ
ちょっと癖がありますが、その癖があるのが良いのです!
万人受けはしなくていいのです。だって同じような花屋ばかりより色んな花屋があった方が、その時に欲しいデザインや雰囲気などで花屋をお客さんが選んでいただくことができるから。
大人な雰囲気や癖があるもの、自然から摘み取ったような感じが好きな方は是非「PIANTA ARATA」へどうぞ。